林業事業体向けリモートセンシング研修

林業現場へのリモートセンシング技術の導入・普及に向け、
ドローンの飛行方法や画像撮影、解析等のノウハウを効率的に取得

お知らせ

林業事業体向けリモートセンシング研修とは?

2020年4月より、森林整備事業の申請・検査の際に必要な図面や写真について、
GISデータやドローン等の画像の使用も可能となりました。
出典:林野庁Webサイト(https://www.rinya.maff.go.jp/j/seibi/sinrin_seibi/sinsei_kensa.html

ドローンを活用した申請・検査では、

ドローンを活用した申請・検査方法やドローンの操縦技術を研修で習得可能です

林業現場へのリモートセンシング技術の導入・普及に向け、
ドローンの飛行方法や画像撮影、解析等のノウハウを効率的に取得

研修のポイント

ドローンに関する基礎知識の習得

ドローンに関する基礎知識の習得

ドローンの操縦方法、飛行に係る関係法令や航空法に基づく許可承認申請手続き、安全管理について、基本的な内容を学ぶことができます。

林業現場でのドローンの飛行方法

山間地における自動飛行アプリを用いた飛行計画の作成方法や、谷部や樹木に覆われることによりGNSSの受信ができず安定した飛行が難しい環境下での操縦技術について学ぶことができます。

林業現場でのドローンの飛行方法
ドローンによる写真測量

ドローンによる写真測量

ドローンにより撮影した単写真からオルソ画像を作成するために必要となるSfMソフト(本研修ではMetashape、もしくはPix4Dを用います。)の操作方法や、GISソフト(本研修ではQGISを用います。)による写真測量(面積計算)について学ぶことができます。

森林整備事業の補助金申請への活用

オルソ画像やGISデータ(シェープファイル)により苗木の植付状況の確認や植栽本数、下刈り作業における誤伐の確認等、施業の実施状況を確認することができます。これらのデータを森林整備事業の補助金申請に活用することにより、現地の確認作業を省略することができます

作業効率の向上

研修内容

座学研修

座学ではドローンに関連する法規や安全知識の習得、業務で使える飛行方法・撮影方法や撮影した写真の解析方法についての習得いただける講座をご用意しております。

座学研修

事前配布されるテキストをベースに講師が詳しくお伝えします。

座学研修

ソフトの使い方などは実践しながら学べます。

座学研修

複数の講師が各専門分野を担当します。
(※現在、新型コロナウィルス感染対策のためオンライン動画形式で受講いただけます)

実技研修

ドローンの基本的な操縦方法から測量に必要な操縦方法まで、実務に近い環境で実技を学ぶことができます。

実技研修

機体の取り扱い方など実地研修を行います。

実技研修

実地研修を通して操縦方法を学べます。

実技研修

ドローンが撮影した映像を確認。

テキストのダウンロード

教材をダウンロードには、「ご利用規約」への同意が必要です。以下の内容をご確認の上、ご同意いただける場合、「同意する」ボタンをクリックし、必要事項をフォームにご入力ください

同意する
上記フォームがご利用いただけない場合は、テキストダウンロード申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、info_shinrin@blue-i.co.jpまでお送りください

研修日程

実施項目 実施方法 内容 時間
Web座学研修
(1日)
オンライン
(動画配信)
第1講 無人航空機概論
第2講 航空法と許可申請
第3講 運用
第4講 操縦編
第5講 安全管理について
第6講 林業におけるドローンを活用した航空写真測量について
合計約6時間
実技研修
(2日)
対面 【1日目】
ドローンを安全に運用していくための、基礎的なマニュアル操縦や非GNSS環境下でも安全に操縦が出来るようになるための実技研修となる。
  • 基本的な飛行方法
  • 非GNSS環境下での安全な操縦方法
1日目 9:00-17:00
(休憩1時間)
【2日目】
林業現場でドローンを活用する際の操縦方法を習得する。自動飛行の実践から林業現場特有の飛行方法を習得する。
  • ドローン応用操縦(非GNSSモード)
  • 目視外飛行の訓練
  • 航空写真測量(自動飛行計画)
2日目 9:00-17:00
(休憩1時間)
Web座学研修
(0.5日)
オンライン
(リアルタイム)
  • オルソ画像の作成と出力
  • 面積計算
  • QGISの操作
合計4時間

全国で開催

全国で開催
※開催実績および予定地

今後の開催予定は、下記の通りです。お申し込みは

4月
奈良県
群馬県
5月
佐賀県
島根県
6月
7月
長野県
8月
北海道
9月
高知県
10月
宮崎県

※予定は変更になることがございます。

受講生の声

研修を通して一番よかったのは法律のことや
操縦技能など自信がもてるようになったこと。

島根県石央森林組合
事業課 事業課長
山田 秀幸 氏

島根県石央森林組合は、早くからドローンを導入していたが、導入後も手探り状態が続いていた中、本研修を知ったという。山田課長に話をうかがった。
「ドローンを購入したときに使用方法は何となくわかっていましたが、法律もいまいちわからない部分がありました。また、操縦技能の習得も独学だったので、不安なところもありました。」
「研修を受けて、講師から一度しっかりとした講習を受けられたのは非常によかった。現在は飛行計画をしっかりたてられるようになった。研修終了後も疑問に思った事も講師に確認ができ他の人にドローンの事を教える際にも自信をもって教えられるようになった。また、研修に参加していただいた近隣の森林組合と交流し、情報交換できる繋がりが出来たのもよかった。」
現場のスピード感が早まったこともドローンを導入して良かった点だという。
一貫作業が主流になっており、伐採後にすぐに植栽を行うようになりなりました。特にコンテナ苗の準備が重要で「伐採後の面積測量がドローンで出来るようになってから、植栽本数の確定に要していた時間が短くなりました。
「私たちの組合の場合、コンテナ苗の生産も行っているため、本数確定から現地発送まで最短で1日あればできます。ドローンを使用して素早く伐採面積を把握し、コンテナ苗の必要本数を確定させることで、伐採業者と連携して木材の運搬に使っていた架線を撤収する前に急斜面の山頂へコンテナ苗を運搬することができるようになりました。」
研修で得られた成果を話す山田課長はこう続ける。
「今後はドローンを活用した補助申請に向けた取り組みが進むように、オルソ化したデータとGNSSデータでの実績を重ねていき効率よく申請ができるように提案していきたい。」

ドローンの上空から見ることで得られる情報量は多い。

芦別市役所 経済建設部農林課林務係
主事
武岡 悠真 氏

北海道では需給マッチングの円滑化、経営の効率性・生産性の向上、森林情報の高度化・共有化を図るためにスマート林業EZOモデル構築協議会を発足し、林業のセンシング技術を取り入れ、寒冷地ならではの独自モデルを築いている。芦別市役所の武岡主事に話をうかがった。
「ドローン飛行前の安全確認や飛行させてからの安全な飛行方法、GPSが切れた時の対応など実践的なことを学べたので良かったと思います。」
ドローン導入の恩恵は、申請書類作成の簡易化などもあるが、やはり上空から俯瞰できることのメリットは大きいようだ。
「今までは林内に入って標準地調査するだけだったが、ドローン導入により今までの調査と合わせて、ドローンで上から撮影することにより、木々の枝なりの状態や木の密集具合など現在の森林の状況がわかるようになり、それだけでも大きな情報が得られます。ドローンを導入してよかったなと思いました。」
ドローンを使用する中で新たに発見したこともあったという。
「ドローンで空撮をみると、たとえば冬の撮影だとカラマツは落葉の影響により、オルソ画像の作成ができなかったり、オルソ画像の見栄えが悪くなるなど発見があります。オルソ画像にするのに適した撮影タイミングは地元ならではのタイミングがあると思います。今後は、それらの知見を活かしていきたい。」
「これからドローンによる造林補助申請なども始まるので、安全で正確なデータを作成できるようにしていきたい。」

ドローンの活動を通して林業に対する地域の関心を高めたい。

富山県西部森林組合
高岡支所 業務課
技師
岸本 玲子 氏

「私の仕事の主な内容は、山を整備するために、土地の管理者と作業班の間に立って調整することです。その事前確認や工事中、工事後の確認を行うためには現場に入る必要があります。現場を見る際、(全体を把握するためには)google mapを見るしかなく、数年前に撮影された画像が使用されている現場などでは、現況がわかりませんでした。そのため、ドローンで上空から見られるようになったのは、現況を把握できるという点で非常によかったなと思います。また、山林の地権者に対して整備の説明会を行う際にもドローンで撮影した映像を流しており、普段山に入る機会が少ない方にも、自身の山林が現在どのような状況なのか、といったことを理解してもらいやすくなっていると思います。」
ドローンを導入してから変化した点を伺った。
「ドローンを導入する前は、メリットはあるのか?安全に飛ばせるのか?といった否定的な意見も少なくなかったのですが、研修を受けて、山の上でも安全に飛ばせるという実感も湧いてきたのでやっていけそうだと思っています。今後は、安全性と正確性に重点を置きつつ、ドローンを使った測量などの自動化や申請書類の効率化などにも取り組んでいきたいと思っています。」
伐採後の木の利用についても活動しているという。
「用材として現在も用いられているスギと比べ、薪として利用されていた広葉樹はその需要が減ってしまったことにより、広葉樹林は現在過密状態にあります。そこで、現代の需要にあうように、広葉樹をバイオマス燃料のチップに加工したり、シイタケなどのキノコの菌といっしょに原木やオガ粉として販売したり、いろいろ工夫しています。もりもりハウス通信というHPのコーナーを通して情報発信をしたりしています。伐採の様子やドローンを使った活動も組合のHPやYoutubeなどで情報発信していますのでぜひご覧いただければと思います。」
もりもりハウス通信: https://morimorihouse.hatenablog.com/

よくある質問

受講前

申し込んでから受講までの流れについて
申し込み後、下記の流れでご案内がございます。
研修当日の持ち物
(1)ヘルメット
(2)昼食
(3)ipad(お持ちの方)
(4)動きやすい靴
(5)服装
※必要であればサングラス など
※新型コロナウィルス対策としてマスク
研修時の機体について
機体はこちらで用意しますのでお持ちいただく必要はございません。
Phantom4Pro、Mavic2proを使用いたします。
Web座学研修に必要なものは何ですか?
(1)映像を見る事ができるPC※1や携帯端末
(2)受講用のテキスト(郵送します)
(3)PC※2(写真解析実習用)
※1:Web座学研修(動画配信)の際に使用するPCは、ビデオを視聴いただく形式なのでカメラやマイクは不要です。
※2:解析実習に使用するPCの推奨スペックは下記の通りです。
CPU : Intel Core i7以降 / メモリ : 4GB以上 / ストレージ : 20GB以上の空き容量 / OS : Windows7/8/10 32bit/64bit  Mac OS X Mountain Lion(10.8)以降
雨の場合はどうなりますか?
延期または屋内での操縦訓練も織り交ぜて実施いたします。事前にご連絡いたします。
座学研修はいつ受講できますか?
ビデオ形式のためご案内メールをお送りした後は、視聴期限までいつでもどこでもご覧いただけます。
※視聴期限は約2週間、24時間視聴可
実技研修だけ受講できますか?
実技研修を受講するためには最低限のドローンや安全の知識が必要となるため、座学研修の受講とオンラインにて確認テストに合格された方のみ実技研修を受講いただけます。
同じ会社で受講希望者が複数名いますが一緒に受講できますか?
可能です。定員がございますのでお早めにお申し込みください。
座学を受講し終わったが、急用で実技研修に参加できない場合はどうしたらよいですか?
今後、近隣で開催される実技研修会にご参加ください。
(座学の終了後は、どこで実技を受けても構いません)
PCはMacを使用してもよいですか?
使用可能です。
研修は見学できますか?
可能です。
※全日見学いただいても資格取得はできません。
研修で使っているSFMソフトは何でしょうか?
AgifsoftのMetashapeというソフトを使用しています(無料版)
オルソ画像と単写真で入手できる情報にどのような違いがありますか?
それぞれ、入手できる情報は下記の通りです。 オルソ画像:実施面積 単写真で分かるものすべて+面積 単写真:施業の状況、苗木の本数や枯損率

受講後

森林や山間部でドローンを飛行させる際にはどのようなことに注意すればよいですか?
樹木に覆われている場合や谷地形の場所ではGNSSの受信状態が悪いことから安定した飛行ができない状態で離着陸を行う必要があるため、操縦者には高い操縦技術が求められます。また、傾斜があることから真横に飛行させるだけで斜面に追突し墜落する恐れがあり、衝撃でバッテリーから発火した場合には林野火災も引き起こされることから、十分な安全管理を行うことが重要です。
ドローンを飛行させるためには資格等は必要ですか?
ドローンを飛行させるためには、必ずしも資格は必要ありません。
資格取得について
JUIDAの操縦技能証明を取得できます(有料)
※全日程参加の方に限ります 本証明は、無人航空機操縦に係わる技能および知識の水準についてJUIDAが定める知識・技能水準に達していることを証明するもので、本証明を取得することで航空局への飛行申請時に申請書類の一部が免除されます。なお、証明証申請するためにJUIDA個人会員に入会が必須となります。※JUIDA個人会員入会につきましてはこちらをご参照ください。
オルソ画像を作成する際にはラップ率をどの程度で設定すれば良いですか?
通常、平地であればラップ率は60から80%とされており、撮影した単写真からオルソ画像を作成することができるが、森林のような起伏があり特徴点が少ないもの撮影する場合はオルソ画像の作成に失敗する可能性が高いことから80~90%以上の高いラップ率を推奨しています。
ドローンを紛失した場合はどうすればいいですか?
土地所有者に届け出て遺失物届を提出してください。
写真データはどのように保管すればいいですか?
NASにより独自に管理する方法もありますが、森林クラウドサービスを活用する方法もあります。

その他の質問はこちらまで

本取り組み
について

林野庁では、2019年4 月から 7 月にかけ、森林整備事業に関わる都道府県・森林組合等の職員やドローン等の専門家等から構成される検討委員会において検討を行い、植付や下刈り・間伐などの施業の実施に合わせた撮影が可能であること、苗木の植栽や立木の伐採の状況がわかる解像度を得ることができることなどから、ドローン等の活用を進めることとしました。
この結果、ドローン等の活用が可能となるよう森林整備事業の申請・検査に関する内規例等が2020年3月に改正され、GIS データ(シェープファイル) やオルソ画像・ドローン単写真等の提出があれば作業前・作業中・作業後の写真を不要とする、ドローン等の画像を含む申請書類で施業の実施状況が把握できる場合には現地検査を省略できる、などの仕組みが盛り込まれ、2020年4月から適用されました。
出典:林野庁Webサイト(https://www.rinya.maff.go.jp/j/seibi/sinrin_seibi/attach/pdf/sinsei_kensa-11.pdf

森林整備事業へのリモートセンシング技術導入のイメージ

※この改正では、森林所有者や林業経営体の一部にしかドローン等がまだ普及していないことから、従来の方法での申請・検査も引き続き可能とされています。 本事業は、ドローン等を利用した申請・検査の実現に加え、リモートセンシング技術を利用した森林資源量情報(図1-2 目指すべき森林情報の管理体制)及びドローン等を利用した施業情報(申請・検査も含む)が森林クラウド上で更新・利活用される体制の実現も視野に置きつつ、ドローン等を用いたリモートセンシング技術を森林整備事業に普及させることを目的として、林野庁の補助を受けて実施しているものです。

飛行する前に確認すること

ドローンの飛行に関するルール・注意事項を確認するには

国土交通省 ドローンの飛行ルール https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html

ドローンの機体登録に関するルール・注意事項を確認するには

ドローンの飛行申請はどこから申請できる?

飛行申請時に確認するドローンの飛行禁止空域が可能な地図はどこで確認?

ドローン保険は入ったほうがよい?

万が一、事故が起こってしまったとき、ドローン保険に入っておくと安心です。

JUIDA SORAPASS-CARE

お問い合わせ・質問はこちらまで

〒113-0033
東京都文京区本郷5-33-10いちご本郷ビル4F

ブルーイノベーション株式会社内
「林業事業体向けリモートセンシング研修事務局」宛