あらゆる場所へのアクセスを可能にし、施設・設備情報を高精度かつリアルタイムにデータ化する点検・測量ドローン「ELIOS 3」は、点検業務の安全確保に加え、施設の運用・管理の効率化や予兆保全、そしてDX の実現に貢献します。
LiDARセンサーによりスキャンされた空間情報は、高精度3Dマップとしてリアルタイムに表示され、点検・測量ドローン「ELIOS 3」の位置情報と周辺環境を瞬時に把握できます。SLAMエンジンが生み出す、この安定飛行アルゴリズムにより、パイロットは最小限のトレーニングで複雑なミッションを達成することができます。
コンピュータービジョン、LiDARテクノロジー、強力なNVidiaグラフィックエンジンの独自の組み合わせから成るFlyaware™。センチメートル単位の精度を持つ屋内GPSとして機能し、リアルタイム3Dマップ作成により、ドローンが周囲の環境を瞬時に感知します。
Flyaware™は画期的な安定性と高度な精度を備えた自己位置認識を可能にしており、将来的には複雑な狭小空間での完全自律検査を目指しています。
最新のSLAM 技術を活用した安定アルゴリズムにより、ドローンのわずかな予測不能動作を検出し、補正指示がフライトコントローラーに送られます。これにより、ドローンは過酷な条件下であってもピタリと空中に静止します。ELIOS 3 により、あらゆるスキルレベルのパイロットが、わずかなトレーニングだけで複雑なミッションを達成できます。
組み込まれたLiDARは絶えず周囲をスキャンし、高密度な点群マップを作成します。このマップは手元のタブレットにリアルタイムに表示され、パイロットはELIOS 3の正確な位置を常に把握できます。
ドローンの位置を正確に把握できるため、パイロットはスタート位置に安全に戻るための判断がしやすくなります。
累積マッピングデータにマップの完了度が表示されるため、検査担当者はスムーズに検査範囲を評価・判断できます。
データ収集から意思決定に至るまで、Inspector 4.0 と ELIOS 3が連携して作業を継続し、点検プロセスのすべての過程を通じて効率性を向上させます。
ELIOS 3 LiDARにより、点検対象を3Dモデル上で直感的にレポートを作成できます。飛行中に収集した特定のポイントや目標物(POI:Points of interest )を高密度点群として利用し、より速く、より正確で、信頼性の高いデータローカリゼーションシステムを提供します。
GeoSLAMsソフトウェアパッケージとの統合により、ELIOS 3のLiDARデータから測量レベル点群データ(3Dモデリング)作成。担当者が近づくことができない場所を、三次元データ化することができます。
カメラやセンサーなどのデバイスを装脱着できるモジュラー式の2つのポートを新たに設けました。1つは LiDAR 専用で、もう1つは補助ペイロード用です。これによりELIOS 3は、将来の拡張性を見据えた、幅広い用途でのミッションに対応するツールになります。
点検・測量ドローン「ELIOS 3」はFlyabiltyの耐衝突性フライトコントローラー(特許出願中)を基に設計されており、最も複雑な産業の環境下での使用に適しています。特徴的なケージと独特な反転モーターを備えており、接触や衝突をしても墜落せずに機体姿勢を回復できる、唯一のドローンです。 IP-44設計により、水しぶきや粉塵を気にすることなく、過酷な環境での点検や三次元データ化が可能です。
※ELIOS 3はIP-44の認証を取得しておりませんが、保護等級に準拠しており、これらの認証に適合するように設計されています。
検査用ペイロードには、4Kカメラとサーマルカメラ、距離センサーを搭載。カメラを上下にチルトしても全く遮るものなく、180°撮影が可能、ガードの映り込みもありません。照明システムはゼロから再考。16,000ルーメンのLEDを採用した斜光および防塵照明システムにより、ピンホールやひび割れ、腐食などを、人による目視点検と同じように自然に見つけ出せ、完全な暗闇の中でも鮮明なデータが取得できます。
穴、ひび割れ、堆積の発見
16,000ルーメンのLEDライトで、 過酷な環境下でも安定飛行し、点検対象を鮮明に撮影します。
点検・測量ドローン「ELIOS 3」の飛行時間は最大12分。繰り返し飛行することで、長い距離の点検が可能です。バッテリーも新しくなり、かつてないほど容易な装着機構を備えています。