【イベントレポート】とびうめ下水道場でELIOS 3の下水道点検デモ実施。「これなら操縦できそう」と安心の声

2025/12/17

ブルーイノベーションは、2025年11月13日(木)に北九州市で開催された「とびうめ下水道場」にて、屋内点検用ドローン「ELIOS 3」を用いた下水道点検デモを実施しました。

当日は、国土交通省九州地方整備局の基調講演に続き、北九州市派遣職員による災害支援に関する基調講演、福岡県からの情報提供及びドローン体験が行われました。その後、参加者が実際の現場へ移動し、ELIOS 3による点検のデモンストレーションを実施しました。参加者は50名を超え、ELIOS 3の高い飛行安定性や、鮮明な映像品質に大きな関心が寄せられました。デモ後の質疑応答も活発に行われ、下水道点検の高度化に向けた具体的な議論が交わされました。

■ とびうめ下水道場とは

「下水道場」とは、下水道関係の若手職員が業務上の課題を共有し、組織の枠を超えた自己研鑽・切磋琢磨を目的とした取り組みです。その地方版として、福岡県内の下水道担当職員を対象とした「とびうめ下水道場」が2015年6月に設立され、今回で第13回目を迎えました。

全国では、八潮市での事故を受けた緊急点検が進められる中で、北九州市は地元で下水道強靭化計画業務を担う株式会社松尾設計と連携し、点検の高度化手段を検討する中でELIOS 3の高い安定飛行性能に注目し、今回のデモ実施に至りました。

■ 実現場での点検デモ実施。安定飛行を体感するデモも。

デモは、ポンプ場に繋がる大口径管路で行いました。この環境は十分な光量が確保されていないと隅々まで確認が難しい状況でしたが、ELIOS 3に搭載された車のヘッドライトに匹敵するLEDライトにより、暗所でも内部をくっきりと映し出しました。参加者からは「ここまで明るく見えるとは驚き」との声も聞かれました。

さらに、ELIOS 3の飛行安定性を体感いただくため、パイロットが操縦桿から手を離しても機体がその場にホバリングし続ける様子や、意図的に機体を押しても、元の位置に戻り安定飛行を継続するデモンストレーションを実施しました。ELIOS 3の自己位置推定能力の高さを実感いただき、「これなら安心して操縦できそう」といったコメントも寄せられました。

■ 北九州市様 コメント

今回の下水道点検デモでは、下水が流下している過酷な環境下での安定飛行に参加者全員が圧倒され、暗所でも内部を鮮明に映し出す能力には、目を見張るものがありました。

酸欠・硫化水素や高水位により人の立ち入りが困難な下水道施設の老朽化は、全国的な課題であり、本技術は、これらの難題を安全かつ効率的に解決するための一助になるのではないかと感じております。

今後は、本技術が日本各地の下水道施設の早急な調査と適切な対応を促進し、持続可能な社会基盤の構築に寄与することを強く期待するとともに、さらなる革新的な技術の発展を楽しみにしています。

 

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