ブルーイノベーション、doks.innovationと業務提携 倉庫内完全自動棚卸ソリューションを、12月よりサービス提供

2020/9/18

ブルーイノベーション株式会社(本社:東京都文京区、社長:熊田 貴之、以下ブルーイノベーション)は、doks. innovation GmbH(本社:ドイツ、CEO: Benjamin Federmann、以下doks)と業務提携契約を締結しました。doksが提供する自動稼働・充電可能な「inventAIRy XL」(ドローンとAGV(Automated Guided Vehicle)を有線で繋いだ商品)と、ブルーイノベーションが提供するドローン・AGV・ロボットなどを複数遠隔制御するシステム「BEP: Blue Earth Platform」が連携することで、世界初*となる倉庫内完全自動棚卸ソリューションを、12月よりサービス提供(本日より受付開始)します。(※近日中に特設サイト公開予定です。)

doks. CEO兼共同創業者Benjamin Federmannのエンドースメントコメント

doks innovationは2017年に設立、3名でスタートしました。物流倉庫内在庫管理のオートメーション化、デジタル化に向けたソリューション開発に取り組んでいます。これまでの2年半で欧州において、大手物流企業をはじめとする70社以上の顧客に倉庫内在庫管理ソリューションを提供してきました。

ブルーイノベーションは、同じ欧州のFlyability社との提携で、日本において多くの屋内点検ドローンの導入実績を挙げ、ドローンの業界団体JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)の事務局を運営することを通じて多くのドローンスクール設立に貢献し、日本のドローン業界に精通し、豊富な実務ノウハウを備えています。また、ブルーイノベーションのBEPは、アドオンによりソリューションの拡張性が期待できます。このためわれわれは、ブルーイノベーションを日本でのパートナーに選びました。
日本のお客様に、5時間稼働、完全自動在庫管理を実現する「inventAIRy XL」をいち早く知って頂き、ブルーイノベーションとの連携で、できるだけ多くのユーザーに導入頂きたいと考えています。

提携の背景と狙い

物流業界は、市場規模は順調に拡大しているものの、慢性的な人手不足に悩まされていますが、小口配送化により従業員の負担はますます増大し、人手不足に追い打ちをかけています。このような課題をデジタルトランスフォーメーション(DX)により、AI活用、自動運転、ドローン等で解消する取り組みが検討されており、倉庫内物流においても、在庫管理をドローン・ロボットなどでオートメーション化するニーズが高まっています。

その様な状況下、ブルーイノベーションは、自社のBEPを軸にドローン、AGVを活用し、棚卸の効率化→運搬の効率化→ロボット連携による完全自動化の3段階で開発を進めています。現在、第一段階の棚卸の効率化に取り組んでいますが、①ドローンでは飛行時間の制約がある ②AGVでは高い棚を見れない、と言った課題がありました。
これらの課題に対して、doks社の「inventAIRy XL」は、ドローンとAGVを有線で繋ぐことで、5時間のドローン稼働の実現(有線給電)と高所へも自在に行けるダブルメリットを実現しました。さらに、BEPと「inventAIRy XL」を連携させることで、他の作業工程も含めた統合管理が可能となり、倉庫内の完全自動棚卸ソリューションが提供可能となります。 毎日、業務終了後に全自動で在庫棚卸を行い、翌朝の出勤時には状況が一目で確認できるソリューションを提供します。

「inventAIRy XL」と「BEP」が提供する倉庫内在庫管理ソリューションの特長

1.世界初*、有線給電ドローン+AGVによる完全自動運転

ドローンはテザー(ワイヤー)でAGVに接続され、AGVから有線給電されます。飛行しない時はAGVに乗って移動します。AGVは倉庫内を自動的に移動し、充電時はステーションに移動して自動充電されます。
(*実運用されているものとしては世界初)

2. 最長5時間の稼働が可能、営業時間外での棚卸も実現

設定時間になると、システムが自動的に起動し、AGVは在庫確認が必要な通路に移動、ドローンが離陸して、カメラで商品のコードを読み取ります。システムは順番に指定した通路に移動して、棚卸を実施します。

3. 在庫確認結果は、情報処理に全く手間をかけることなく閲覧可能

複雑なソフトウェア処理は自動で行われ、業務終了後に自動で在庫確認作業を行い、在庫確認の結果を閲覧できます。また、ERPやWMSシステムへのエクスポート、他のソフトウェアへのカスタマイズも可能です。

仕様

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