ポート情報管理システム|VIS

道路の交通渋滞緩和やCO2削減、災害対応などの社会課題を解決する手段のひとつとして、また、新たなビジネス機会を創出に向け、飛ぶクルマへの期待が高まっています。その社会実装のためには、空飛ぶクルマが安全に離発着するためのポートや、その管理システムが必要不可欠です。

 ブルーイノベーションは、日本発の「物流用ドローンポートシステムの設備要件に関する国際標準規格ISO5491(以下、ISO5491)」が国際標準化機構ISOにおいて正式採択・発行されたのを受け、ISO5491が定めるドローンポートシステムの設備要件に準拠したドローンポート情報管理システム「BEPポート|VIS」を開発し、そのβ版の提供を物流や点検事業者、UTMサービスプロバイダー、ドローンポートおよびドローン機体メーカーなどに向けて開始しました。

また、2017年より国土交通省とともにドローンポートシステムの研究開発および利活用を推進してきました。さらに、ISO/TC20/SC17 WG1のコンビーナおよびISO5491のプロジェクトリーダーを務め、経済産業省や国内外のエキスパートとともに日本発となるドローンポートシステムの国際標準化活動に取り組んできました。

ドローンポート情報管理システム「BEPポート|VIS」とは

 ドローンポートシステムは、ISO5491においてドローンポート、気象センサや侵入検知センサなどの周辺機器、それらの情報を統合管理するドローンポート情報管理システム(VIS:Vertiport Information System)を包含するものと定義されており、ドローンの格納および離発着場として離発着時の安全確保や雨風・気温などの周辺状況の把握、ドローンへの充電、荷物の受け渡しなどを行うと共に、それらの情報をリアルタイムに各連携システム・デバイスと共有し、運航管理者や利用者をはじめとした各種ステークホルダーに提供する重要な役割を担います。

 ブルーイノベーションは、独自のデバイス統合プラットフォーム「Blue Earth Platform®(以下 BEP)」をベースに、ドローンポートやドローン、各種センサーなどの周辺機器のメーカー、機種を問わず接続、遠隔で統合管理・運用するドローンポート情報管理システム「BEPポート|VIS」を開発しました。

ドローン運用における「BEPポート|VIS」の主な機能

今後について

 今後、世界各国・地域のドローンポートに関わるステークホルダーは、本国際規格に基づいてドローンポートやドローンポートシステムの開発を進めることになります。
 ブルーイノベーションは、本国際規格の要件に準拠したドローンポート情報管理システム「BEPポート|VIS」のβ版提供をUTMプロバイダー、ドローンポートおよびドローン機体メーカー向けに開始し、ドローン利活用による社会課題の解決を支援すると共に、安心安全な空のインフラ構築に貢献していきます。

 

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