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送電線点検用ドローン自動飛行システム

「送電線点検用ドローン自動飛行システム」を開発・導入

東京電力ホールディングス株式会社、ブルーイノベーション株式会社、株式会社テプコシステムズの3社は、『送電線点検用ドローン自動飛行システム(以下「本システム」)』を開発し、東京電力パワーグリッド株式会社は、同社が保有する送電線の点検業務に、本システムを6月より導入します。

概要

本システムは、ブルーイノベーションが開発したBlue Earth Platformをベースに、テプコシステムズ、東京電力HDの3社が共同開発したものです。
本システムを導入する東京電力PGでは、従来、送電線の点検作業は主に高倍率スコープやヘリコプターなどを用いて目視で行っていましたが、一般的なドローンにも搭載可能な対象物検知センサーで送電線を検知し、カメラを搭載したドローンが自動飛行しながら、最適な画角で送電線の異常(例:腐食、劣化など)などを撮影することで、点検作業の大幅な効率化とコスト低減を可能にしました(特許出願中)。

飛行環境の変化に左右されずに送電線に沿って飛行可能

本システムに搭載されている対象物検知センサーは、画像解析による送電線の検知とは異なり、逆光や影、類似する構造物の影響を受けず、正しく送電線を検知できます。鉄塔間距離365mの実証実験でも、画角を外さずに送電線と平行に飛行・撮影できることが実証されています。

ワンクリックの簡単操作

専用アプリケーション上のワンクリックで、ドローンの離発着および送電線撮影を自動で行います。

撮影映像をその場で確認可能

自動飛行のため、作業員はドローンを手動操縦する必要がなく、ドローンからリアルタイムに送られてくる送電線の映像確認に集中できます。気になる箇所があれば、その場でドローンを一時停止させ、カメラをズームして送電線の状況を詳細に確認することができます。